
八角形にこめた静かな願い ― 八光・八角ガラス簪 誕生ストーリー
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古い日本家屋で、雪見ガラスのある暮らしをしています。
澄んだ光、風に揺れる草木の影がゆっくりと映り込む窓辺。
季節や時間のうつろいが、ガラス越しに静かに映し出されるそのひとときは、日々の暮らしの中にあるささやかな美しさであり、日本人の感性に根づいた“余白を愉しむ”という美意識そのものだと感じています。
そんな感覚を現代のかたちで伝えられるものをつくりたい――
そんな想いから、ガラス職人さんとの対話を重ね、「八光 − 八角ガラス簪」の制作が始まりました。
八角形に込めた、祈りと調和のかたち
八角形は、東洋でも西洋でも「再生」「繁栄」「調和」「光」など、前向きな意味をもつかたちとして古くから親しまれてきました。
Orinuvaではこの八角形に、 “自分の軸を保ちながらも、まわりと優しく響き合う”という現代を生きる人のしなやかな在り方を重ねながら、身に着ける方をそっと守るような簪に仕立てたいと考えました。
ヴィンテージガラスと、職人の手仕事
ガラス部分には、日本の古い建具に使われていたヴィンテージのダイヤガラスを使用。
今ではもう製造されていないこの素材は、光を受けてやわらかに反射し、景色をぼんやりと映し込むその質感に、どこか懐かしさを感じさせてくれます。
そして実際に簪として身につけると、太陽の光の角度や、目の前にある木々や空、建物の色などがそっとガラスの中に映り込み、日常の景色に小さな発見を与えてくれるのです。
受け継がれるものとして
この簪は、構想から約1年。
繊細なガラスを支える爪留めの設計では、強度と美しさのバランスを追求し、何度も試作と微調整を重ねました。
長くご愛用いただけるよう、修理が可能な構造に。
そして、いつか大切な誰かに受け継いでもらえるように、流行にとらわれない普遍的なデザインに仕上げています。
仕立てはすべて一点ずつ、職人の手仕事によるもの。
金属部分には、シルバー950と、肌なじみの良い14金コーティングをご用意しました。
「光を放つ」よりも、「光をそっと受けとめ、集める」ような存在に。
そんな静かな祈りを込めたこの簪が、日々の装いにそっと寄り添い、あなたの心を照らすものでありますように。
【八光 – 八角ガラス簪】
14金ゴールド/シルバー950
✴ オンラインショップにて販売中
✴ 阪急うめだ本店〈きもの売場〉にてお取り扱いいただいております。