
大地と海のめぐみを髪に宿す ― 雨花石 × アコヤ真珠の髪飾り『Echoes』
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春の雨が降り、地面を潤す季節。
芽吹きの兆しに満ちたこの時期、ふと想いを巡らせたのは、中国・南京で出会った石―雨花石(うかせき)―のことでした。

300万年もの時を超えて、大地の奥深くで育まれた天然石。
雨に濡れることで、その表情をより鮮やかに浮かび上がらせる神秘的な美しさ。
石でありながら、まるで自然そのものが描いた芸術のようです。
Orinuvaでは、この雨花石に海の恵みである伊勢志摩のアコヤ真珠 、ジャパンヴィンテージパールを組み合わせた髪飾りをお作りしました。

ー奇跡の石「雨花石」が語る、大地の記憶ー
雨花石は、中国・南京でのみ産出される、希少な天然石。
火山活動や地殻の変動を経て、長い時をかけて美しい縞模様が刻まれました。
その名は、かつて高僧が説法を行った際、天から花が舞い降りたという伝説に由来します。
雨と花、その二つを名に持つこの石は、恵みと美を象徴する存在として、古くから大切にされてきました。
一点一点異なる表情を持ち、まさに“世界にひとつだけの石”。
南京にてデザイナーが直接買い付けてきた‟雨花石”。
選ぶ楽しさもまた、雨花石の魅力の一つです。

ー海と大地が響き合う、静かな輝きー
今回の髪飾りには、雨花石とともに、
伊勢志摩産のアコヤ真珠をあしらいました。
豊かな海の中でゆっくりと育ったパールは、
自然の揺らぎをそのまま形にしたような、柔らかな艶と上品な輝きを放ちます。
静かで控えめな存在感が、自然の恵みを肌で感じるような、やさしい装いを引き立ててくれます。
ーヴィンテージパールの余韻ー
アクセントとして添えたのは、日本で製造されたヴィンテージパール。
1960年代頃に欧米へ多く輸出され、コスチュームジュエリーなどで親しまれていた素材で、
当時の技術や風合いが感じられるデッドストックのパールを使用しています。
現在では生産されていない色味や艶感が魅力で、髪飾りに温かな表情を添えてくれます。
それぞれの素材が持つ時の重なりが、装いの中に奥行きと深みを与えてくれます。

ー「Echoes」のデザインに込めた、巡る想いー
今回ご紹介する『Echoes』は、2つのデザイン展開。
・5粒の雨花石をU字に連なるかんざし
・3粒の雨花石が連なるヘアコーム
どちらも、自然の循環と、繋がりゆく命の物語をイメージしながら仕立てました。
まとめ髪にそっと添えるだけで、和にも洋にも馴染むシルエット。
フォーマルはもちろん、自然を感じる装いの日常にもおすすめです。

ー大切な誰かへの贈り物にもー
雨と花の名を持つこの石には、 “縁を結ぶ”という意味もあります。
節目を迎える方へのギフトとしても、きっと心に残る一品になることと思います。
・お誕生日、成人式、母の日に
・卒業・入学・結婚式など、人生の特別な日に
・自分への節目の記念にも
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自然の中に、確かに宿る美しさを。
雨に耳を傾けるように――静かに、でも確かに、自分らしさを彩る一本を。
■雨花石の髪飾りはこちら→Echoes【雨花石×伊勢志摩真珠】Uかんざし